相模原市立小中学校の点検を行った時、救助袋の点検も行いました。

白い布状のものが上の階から降りていますが、
これは「しゃこう式救助袋」といいます。
袋状の布の内部をすべりおりて、
上階から地上に避難するための設備です。

しゃこう式救助袋は少なくなりました。
スペースが必要である、
操作が難しい…といった事情のためです。

「しゃこう」を漢字で表記すると「斜降」という字です。
垂直式(内側にらせん状の滑降面が備わっています)もあります。

上階では、格納箱を分解して
袋本体を降ろします。
地上にいる人は、
設置されたフック固定用の輪(固定環)に
ロープの先を取り付けます。

このため、使用時には地上に人手が必要になります。
また、地上の人は出口部で、
人が勢いよく飛び出さないように補助する必要があります。

展張した時、袋の出口の高さが地面から離れすぎている場合は危険です。
(50cm以上あるものは交換の必要があります)
救助袋とその部品の状態だけでなく、
降下場所に障害物がないかどうかなども点検時に確認します。

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関東エリアでの消防点検のご相談を、随時お受けしています。
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