今回は、防火管理点検制度の発足経緯についてご説明します。
建物の所有者は消防点検、防火対象物点検など、
いくつもの点検をまどろっこしく感じているかもしれません。
ですが、すべて内容の違う点検であり、重要なものなのです。
平成7年の阪神淡路大震災では、68万棟にも及ぶ建物が
地震の揺れにより何らかの被害を受けました。
二次的に起こった火災でも多くの被害が発生しました。
この大惨事から防災から、消防機関の設置とこれらを活用した訓練の実施等、
自衛消防行動の向上に取り組んでいかなければならないと学びました。
現在、この阪神淡路大震災の規模を上回る大規模地震発生が指摘されています。
大規模地震が発生した場合、避難誘導・救出救護、エレベーター停止に伴う閉じ込め、
避難施設・消防用設備の損壊、停電・断水・通信障害・交通障害等への対応が求められます。
これらの対応は非常に困難が予想されます。
このことから、地震被害軽減のため地震に対応した消防計画の作成など、
地震災害に対応した防災体制を設備するための制度等の導入が図られました。
それが、平成21年6月に新設された防災管理点検制度です。
防災点検が対象となる建物のオーナーさま、
地震災害が起こったときに、ご自身の建物での被害を最小限にするため
ぜひ定期的な点検をお願いいたします。
ご不明なことがございましたら、お気軽にお問い合わせください。
我々、カワゾエは神川県、東京都、静岡県、埼玉県、千葉県等に対応しております。
このエリアのオーナーさまはぜひお声がけ下さい。