火災は放置すると時間の経過とともに拡大し続ける恐れがあるため、火災の早期発見が重要となります。

発見のみでなく、発見した火災を周囲に知らせ、消火活動や避難を開始しなければなりません。

自動火災報知設備はそのような役割を果たす設備となります。

 

自動火災報知設備が火災を感知する方法は、熱をキャッチするもの、煙をキャッチするもの、明るさをキャッチするものと3つあります。

火災を感知すると、その発生場所を知らせる信号が受信機に送られます。受信機は発生場所を表示するとともに、非常ベルを鳴らします。

 

規模が大きい建物(地上階数5以上で、かつ延べ面積3,000㎡以上)の場合は、非常ベルを一斉鳴動とせず、まず出火階とその上の階にベルを部分的に鳴らし、一定時間経過後に一斉鳴動とすることができます。

 

消火器具、誘導灯と同様に、自動火災報知設備にも、もちろん定期的な点検が必要です。自動火災報知設備の受信機には、常に正しく電流を入れて置かなければいけません。

よく誤報があったために、そのままベルの電源を切ってしまい、そのまま放置されているということが大きな火災の原因になっています。非常に悲しいケースですが、過去に多くありました。

 

自動火災報知設備は、延べ面積300㎡以上の特定防火対象物に設置することが原則となっています。民泊を始める際に、課題となるのがここの部分だと思います。お悩みの方はぜひ一度お問い合わせください。