火災報知器の受信機の、
データ情報。その建物特有の区域や感知器の情報が入っています。
これは、受信機の予備電源バッテリーです。
不良を起こした時、場合によっては受信機内部のデータが危なくなり、データを復旧するためのコストや手間がかかってしまいます。
管理が重要な部品ですが、交換時に注意しないといけないことがあります。
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予備電源バッテリー交換しようとしたら、落とし穴?
よくあるケースだそうなのですが…
①受信機がエラー表示。診断機能を使用。
②予備電源バッテリーが不良をおこしていると判明。
③電源ユニットはコネクタを差し直すだけらしい。
④そういう交換部品なら、ネットで買ってしまおう!
⑤「型番」が分かれば検索できるから、点検票をチェックしよう。
⑥「型式」が「型番」のことかな?
⑦型式で検索してみたら、似た見た目のものがでてきて注文。
⑧届いた商品をはめてみたら、コネクタが入らない。
ちゃんと型式が同じなのにどうして?
こうしたケースの相談が時々あります。
どこで間違ってしまったのかというと、⑤からです。
実は、受信機のバッテリーは、
「型式」が一緒でも、サイズや・他の部分が細かく違うものがいっぱいある
のです。
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電化製品等でおなじみ、同じ仕様・型の商品を判別する「型番」ともいえるものは、予備電源バッテリーの場合「メーカー型式」という項目になります。
以下の黄色のラインのところ。
「社内型式」とありますが、これが「メーカー型式」になります。
バッテリーの情報で、点検票に必須記載事項となっているのは「型式・型式番号・製造年」のため、点検票では「メーカー型式」はわかりません。設置されているバッテリーのラベルを確認する必要があります。
その受信機にピタッと合うものは、この「社内型式(メーカー型式)」がわからないと注文できないのです。
受信機のケース(箱)の中にはたくさんの回路や回線が詰まっています。その中に電源を配置するのですが、受信機は本当に色んな種類があるため、「型式」が合っていても、少しサイズが違うだけでバッテリーを設置できないことが。
コネクタも、見た目の穴の数や、出ている羽の形が同じように見えて、実は「サイズの縦横が微妙に違う」「コネクタのサイズも」といったことが起きます。
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「他にも不安な部分がある」、「近いうち点検の予定があるから、その時に」、といった場合は、ぜひ防災設備会社に相談を。いい方法があります。
カワゾエの場合ですが…
シールに記載された「メーカー型式/社内型式」部分が撮れている写真をスマホなどで撮って送っていただく
ことで、現場に1度行く手間と料金を含まずにご用意させていただくことができます。
受信機の予備電源バッテリー交換の際は「社内型式」を見る必要があります…というお話でした。
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メガーの買い換え
メガー…年季を感じます。先日まとめて交換することになりました。
キョーリツさんからHIOKIさんへ。
カワゾエの名前入れと、備品ラベルを早速貼りました。
新品に切り替わりはしましたが、社内には以前のものを大事に使っている様子も。
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