7月に入りました。まだまだ梅雨らしい気候ですね。

前回・前々回と同じ、町田市医療施設にて、
自動火災設備の端末の交換工事を行いました!

「自動火災設備の端末」って?

「感知器」「警報ベル」「発信機(押しボタン)」などのことです。

どれも、自火報(自動火災報知設備)の設備の一部ですね。

前回、受信機をP型からR型に変更しましたが…

今回交換する事で設置される感知器は、アドレス設定されたアナログ感知器です。

アドレス設定?

アドレス…その感知器固有の識別情報のこと
個別にアドレスを保有しそれを利用して信号伝送を行う機能をアドレッサブルといいます。

 

感知器が全てアドレッサブルで、

受信機が(主に)「R型」の場合

「『A倉庫内入口右隅の感知器』が作動した」

と、作動した感知器を受信機の液晶画面で特定できます。

 

フルアドレッサブルにすると、作動した感知器の場所を詳細に把握でき、

監視能力が格段にUPします!

 

交換作業

エレベーターに設置されている感知器を交換中。

一見して、エレベーターと関係なさそうな場所に見えます。

この壁の向こうは、EVシャフト(エレベーターの箱が上下する縦穴)内部です。

画像中央の壁に開いている穴(点検ボックス)は、壁のむこうに繋がっていて、

穴の内部に感知器を設置した取付台をはめ、さらにその奥へスライドさせることで

壁むこうのシャフト内部に、取付台ごと感知器がせり出ます

作業員の安全が考慮された仕組みです。

 

1フロア分の感知器…一つずつ交換します。


また、これまで設置していなかった場所にも

新たに配線を行って、感知器を増設しました。

 


消火栓箱の非常ベル・ランプ・発信機も交換します。


既設配線(AE線)をアナログ感知器に使用する場合、

SCI中継器というものを取り付けます。※事前に消防署へ相談が必要です

配線の奥に見える、四角いものです。


P型感知器からR型アナログ感知器に交換するため配線を切り分け中…


発信機交換チームと幹線切り分けチームが重なりました…

ご安全に!


発信機交換、一本ずつ切り替えるとミスは減りますね。


ベルも交換しました。配線は後ろに隠れていますね。



無事交換完了です!


次回は中継器盤取付作業を紹介します!

 

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