神奈川県内のマンションにて、連結送水管の配管改修工事を行ってきました。

消防隊が、建物内部で消火活動するための連結送水管。建物の外側に設置された「送水口」からポンプ車を接続して、建物内部へ水を送り込み、内部でホースから放水できる…という仕組みです。

このマンションでは、建物内部から地中へ配管→植え込み部に送水口 という形で設置されていましたが、地中に埋設している部分で漏れが発生したという事です。

既存の配管を一部使用したまま、地中を通っている部分の経路を変更して、屋外露出配管(建物の外側に直接パイプを添わせて設置する形)に切り替えるという形で対応することになりました。

今回の資材です。

配管のパイプ。手前の箱にはハウジング継手など。

資材のパイプの加工から始めます。比較的騒音が少ない機材です。

外壁にアンカーを打設して、支持金具を取り付け

パイプを設置し、ハウジング継手で接続。配管同士を溶接する必要がありません。

壁が直線でない箇所にも…

このようにできました。

送水口側の配管を施工…

仕切弁・逆止弁取り付けました。

一方、建物上部から地下に伸びる配管の流れを変えるため…

配管吊り上げを行い…

地中へ向かう配管から切り離し、さきほど外壁に取り付けた配管へと切り替えます。

グルービング加工…
このような場所です

新規配管を接続。

さきほどと同じ場所です。上階への配管も完成。


配管がひととおり敷設完了しました!では、配管耐圧試験です。

耐圧5分後(1.75MPa変化なし) 
減圧・漏洩、ないようです。

不要になった送水口を撤去して…

管にモルタルを流し込んで埋め戻しました。

既設の逆止弁枡も、砕石で埋めます。

埋め戻し完了。

完成した配管のようす。

露出配管にしたことで、配管を地面に埋設している状態と比べて、不具合箇所の特定が楽に。修理対応の難易度も低く、費用も安くなります。

一番下が送水口です。

送水口もこのような形になりました。

銘板も取り付けて…

改修、完了しました。ありがとうございました!

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