斜降式は字の通り、「斜めに降りる」救助袋です。
滑り台と同じように、建物の上階から地上まで「斜め」に袋を伸ばします。

ですが、滑り台と同じつもりで滑るには高くて危ないため、きちんと設置して「安全に」「ゆっくり」滑り降りましょう。

救助袋は地上に「設置する」人が必要な設備です。設置の仕方も気を付けないと、怪我する必要があるため、設備の説明書の注意事項も必ずチェックしてください。

 

◆袋を下ろして、下の人に設置金具付近まで引っ張ってもらう◆

救助袋のパッケージをあけて袋を下に降ろすとき 、地上にいる人に、ロープを引っ張ってもらいます。 袋が建物にこすれて破けないようにするためです。

降下先にいるものが軽くひっぱり、建物の真下ではなく、離れたところで展張します。

 

◆袋の入口の枠をセット◆

袋が出きったら、入り口の金具の枠を引き出します。

 

袋の入り口ができましたが、この時点では滑り降りてはいけません。


垂直式なら、この時点で降りられるようになります。
垂直式はこんな感じです。↓

これは別の日に点検した垂直式

垂直式は内部がらせん状のトンネルになっているので、スピードが出にくくなっています(が、気を付けてください) 。この垂直式の点検をしたときの記事はこちらです。

今回紹介してる斜降式は、下でロープの先の金具をきちんと設置する必要があります。

 

◆ロープ取り付け◆

ひものよじれを取り、張設ロープを固定環に取り付けます。

※袋をピーンと張りすぎると、勢いよく飛び出してけがをしてしまいます。逆に張りが弱くても、降下時に地面にぶつかり、びてい骨骨折などの原因になってしまうので、危険です。

張りぐあいを調整して、設置完了です。

 

◆すべるときの注意◆

・ペンやカバンなどを持ち込むと、とがった部分でやぶけてしまいます。荷物を持ち込まないようにしましょう。靴もかかとがとがっていたり、脱げたりして危険ですので、脱ぎましょう。
・布との摩擦でやけどしたりもするので、手足を急につっぱらないようにしましょう。訓練の時などは、具体的に指導してもらえます。下記リンク先参考。

ウォータースライダーのように滑り降りるのは危険です。

・勢いよく入らないようにする
・ゆっくりすべりはじめる
・足側から降りる

以上のことに気を付けましょう。

※参考リンク/石川商工株式会社 救助袋の操作方法  http://www.isikawasyoko.com/publics/index/41

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救助袋をこうして点検して、修繕・取り換え等が必要だとわかった場合は工事等のご提案をしています。

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