防火戸は、火災時に発生する火炎や煙ガスの流出、拡大を防止します。このため、火災発生時に閉鎖状態を保持していることが重要です。

下図の常時閉鎖式防火戸は、常に閉まっているため、火災時の火炎や煙ガスの流出や拡大防止には非常に効果的です。

 

 

しかし、開口部は、主に人の出入り口として用いられることから、常に扉が閉まっていると、人の出入りの度に開閉動作が生じます。この動作が日常の使用性を阻害することから、平常時は開放状態で用い、火災時のみ閉鎖する機能をもつ「随時閉鎖式防火戸」が数多く使用されています。

 

防火設備の定期報告検査に新たに加わったのは、この随時閉鎖式防火戸となります。

随時閉鎖式防火戸の前に荷物や段ボールを置いてしまっていて、非常時に閉鎖ができない!!

そんなことにならないように、普段から気を付けたいですね。