効果的な消火設備といえばスプリンクラー
消火設備の中でも、非常に効果的・強力なのがスプリンクラー設備です。
主に熱で火災を検知し、
火元とその周辺に水を放水(散水)させて、
火災の初期段階で消火させるのを目的としています。
スプリンクラーというと、
天井に設置された小さな丸いものを
イメージされる場合が多いと思います。
あれが「スプリンクラーヘッド」です。
この部分はスプリンクラー設備の一部で、
「スプリンクラーヘッド」「配管」
「水源(水槽)」「加圧送水装置」
「制御弁」「流水検知装置」「送水口」などから
構成され、それなりの規模を必要とする設備です。
そのため設備費が高い&維持管理に手間が必要です。
ですが、統計によると
スプリンクラーによる
初期消火の成功率は96.2%
という数字。
さらに、このうちの大部分が
1-2個のスプリンクラーヘッドの放水で消火されていて、
非常に安定して優れた消火機能を持っているのです。
設置することが義務付けられていない建物でも
スプリンクラー設備の設置は
非常に効果的な防火対策のひとつになります。
ただし、放水後の水は自動的には止まりません。
場合によっては水損被害の方が大きくなるため、
制御弁の場所を把握しておき、
鎮火後は操作によって
水を止める必要があります。
スプリンクラー・火災通報装置の病院での設置基準の改正
スプリンクラー設備が必要な防火対象物についての規定は
非常に細かくなっています。
特に2016年には病院に関する基準の見直しと改正があり、
設置義務が規定されている建物において、
新築でない既存建物においてのスプリンクラーは現在経過措置期間ですが、
2025年6月30日以降は設置が義務化となります。
また、同様に、既存建物においての
火災通報装置の設置も現在経過措置期間ですが、
2019年3月31日以降は設置が義務化となります。
建物の延床面積だけでなく、色んな条件が絡みます。
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