90度に折れ曲がってる救助袋?/東京都・複合施設で点検
- kawazoe
- 2021年3月31日
- 読了時間: 3分
とある複合施設のテラスの上で、点検作業……

救助袋の点検です。器具の状態の確認とあわせて、
・適切な速度で降りることができるか
・他にも問題がないか
などを、実際に降りることでも確認します。

蓋を開け…

ベルトのような紐に、「引ク」 という文字。手前の黄色いベルトにも同じものが。
これは収納用のもので、引くだけですぐに外れます。

上に載っていたオレンジのひもの先についた砂袋を下におろし、ひもを引っ張って
下にいる人に位置を調整・誘導してもらいます。
風でなびいて建物に袋がぶつかったりしないようにするためです。
下にも建物の出っ張りがあるので、ぶつからないように降ろして…


袋を先端から少しずつ下に降ろし、しっかりと下に着いたことを確認したら
手前にたたまれている金具を起こして、箱の内側にあるステップを起こします。
これは「垂直型」と呼ばれるもので、枠をこのように起こすとこんな姿に…



バルコニーの外までせりだしてから、90度に下に降りる形。

建物のでっぱった部分に袋がかかると、降りる方が怪我をしてしまいます。
なので、こんな風に奥に行ったあと縦に垂れ下がる形の
救助袋(垂直式)を設置しているんですね。
中に入る時は、「足から」「ゆっくり」入ります。

この写真の状況だけ見ると入るのに勇気が要りそうです。中まで入ると景色は見えません。



奥にある紐を掴んで姿勢を安定させ、ゆっくりと降りていきます。
内部はこういう↓らせん状になっています。
※あくまで構造のイメージ図です。
実際に降りる時は背中と腰を使ってゆっくり滑ります。
手をつっぱると摩擦で怪我をすることも。
内部でバランスを崩さないようにする注意も必要です。

見た目は怖そうですが、滑り台型の斜降式と違ってそれほどスピードが出ません。

一番下部には保護マットがついています。無事降下できました。
点検、お疲れ様でした!
救助袋は、避難はしごと違って数回の操作で設置が完了しない
少し手間のかかる設備ですが、救助袋が使えなかった・使い方を知る人がいなかったことで
大きな被害が出た火災が過去にあります。(※Wikipedia/千日デパート火災)
適切な使い方を覚えておきたい設備です。
使用方法を動画で解説しているメーカー様もあります。
また、劣化・風化もこの設備の大敵で、袋が破けて使えなくなってしまいます。
ぜひ適切な点検を。
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