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火災受信機(総合盤)の不具合が多い時は…神奈川県横浜市福祉施設での自火報の具体的なリニューアル例

  • kawazoe
  • 2019年11月19日
  • 読了時間: 5分


◇受信機の故障が頻発…原因は?◇


ビル・マンション管理において大事な自火報、自動火災報知設備の操作盤である火災受信機。


なぜか故障が頻発!繰り返し鳴る警報音。業者に何度も電話して、修理対応。

時間も手間もかかって困っている。


そういう場合、火災受信機自体の経年劣化の可能性があります。


製造年月日や型番は?

受信機がいつ頃作られたものか、チェックしてみましょう。

受信機の扉を開き…



扉の裏側、この受信機の場合は右下に貼ってあるシールで確認できます。



このシールで、製造年月日や型番などが分かります。

この画像のものは2007年とあるので、製造から12年ということになります。


メーカーにもよりますが、たとえばN社では

13年から15年がリニューアルの目安の時期と言われています。


故障が頻発するケースの原因が受信機全体の経年劣化で

維持管理に必要な部品が生産終了のため、修理対応できない…となった場合

機器をまるっとあたらしくしましょう、というご提案をすることになります。


故障が多いなと思われたら、受信機の製造からの年数をチェックをおすすめします。

気になったらお気軽にご相談を。

維持管理できる状況かどうかお調べして、お客様のご要望にそって対応いたします。



◇リニューアル工事と事前準備について◇


どんな流れで?何が必要?どのくらいかかる?

実際に必要なもの、書類、期間について具体的に紹介します!


今年1月頃に受注した、神奈川県横浜市「社会福祉施設(老人ホーム)」での

リニューアル工事を例にしています。


状況によっては、行程の順番が前後したりすることもあります。


リニューアル工事までの流れ

2019年1月

①HPにお問い合わせいただく。

「受信機の異常を知らせる音や、表示がよく出る。感知器の故障も多い。

今依頼中の点検業者さんは、R型の受信機に精通していない。調査をしてほしい。」


②早速営業と一緒にご挨拶に訪問。状況を確認。

状況 / 受信機のプリンタ、スイッチング基板、液晶画面の損傷を確認。


③修理対応に必要な補修部品についてチェック。

機器の部品は生産終了になることがあり

生産終了した製品を保有している期間には限りがあります。

そうした部品はメーカーによって公示されていますので、

入手困難になっている部品の一覧に目的の補修部品が入っていないかチェック。


【メーカー発行の入手困難な部品一覧表】



今回必要な部品は生産終了しており、在庫がないとのことでしたので…


④受信機のリニューアルをご提案

「お見積り」 と ・「企画書」 の作成をご依頼いただきました。

受信機の採寸をし、現場での調査はいったん終了です。


⑤企画書を作成…にあたり、お客様から提出していただく書類が必要になります。

【点検票】

 点検業者がお客様に毎回の点検結果の報告内容として提出しているものです。


【設置届】

 設置時に消防署に出した届出になります。


【消防設備図(完成図)】

 上記同様です。


この3点!今回お受けしたお客様にはサッと提出していただけました、感謝!

書類の管理をきちんとしていただけていると、このように非常にスムーズに進行します!

ない場合は、現地調査や保守点検が必要に。(別途料金・日程が必要になります)

また、メーカーの人間を同行させることもありますが、小・中規模の施設でしたら

弊社の人員だけで行います。


⑥資料作成

業者であるこちらが、お客様に提示する書類を準備する必要があります。

【期間】規模により違いますが、最短2週間~2か月いただきます。

御見積書だけなら2日~2週間でご提出いたします。


2019 / 2

①メーカーに依頼していたご提案書が完成。

ご提案書…設置に適した機器とプランのご提案

 リニューアルに必要な手順、日程などの紹介をする書類になります。



お客様にご連絡、再度アポイントメントを取り…

お見積りは期末のため、1期と2期に分けた場合と2種類ご依頼…2通り作成しました。


再度訪問。提案書とともにプレゼンを行います。

無事ご採用いただき、来季補修予算への計上をしていただけることに。


2019 / 6

①理事会にて承認いただいたとのご連絡


②以下の書類を作成、提出


・納入仕様書



・目録

納品する物品の目録



・0工程表

ざっくりとした進行日程をお見せするための日程表



2019 / 7

①機器の手配

機器をメーカーに発注します。


②消防署へ届出資料作成


③事前相談


このあと、着工へ



●着工前までに準備したもの


・顧客データ


「感知器の数と場所・警戒区域の設定」といった

管理に必要な電子情報のことです。受信機に設定します。


電子データを扱うR型の場合、

例えば、表示画面に「玄関ホール右横の感知器が火災を検知」といった文字が出ることで

火事が発生したポイントが具体的に分かるようになります。

同じ玄関ホールでも、火元は右側なのか左側なのかわかる、といった感じです。

旧受信機と新受信機のデータに互換性がないため一から作成しました。



・CAD図を作成

お客様からのご依頼により、CAD図作成(別途有償)

こちらの紙ベースの図面から新たにデータをCADで起こします。


機器の情報と配線を加えて、このようになりました。



改変とぼかしを入れており分かりにくいですが

配線とともに、どういった感知器がどこについているかが

きちんと分かるように製図してあります。

手前みそですがとってもきれいです。


事前準備は異常です。

実際の工事の様子も、次記事にてご紹介します!

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