防火シャッターの機能は大きく2つあります。「日常の円滑で安全な開閉」と「火災は発生時の確実な作動」です。これらを確保し、事故や災害から人命や財産を守るために維持保全は必須となります。

防火シャッターは、火災発生時に人が安全に建物外に避難できることと、延焼を防止することを目的とした防火設備ですが、特に防火専用のものについては、平常時は解放されたままの状態ですので、建物の所有者や管理者等の維持保全に対する心構えは希薄になりがちです。しかし、所有者や管理者が維持保全を十分に行うことによって、火災発生時にその目的を発揮させることができるので、災害を防止し被害を最小限にくいとめるためには、維持保全が不可欠となります。

また、平成10年には火災によらない防火シャッターの閉鎖による死亡事故が発生しました。同年新たに「防火シャッター閉鎖作動時の危害防止に関するガイドライン」が策定され、防火シャッターの防火性能の確保だけでなく、閉鎖作動時の危害防止の面から、建物の所有者や管理者等の日常点検や、専門技術者による定期点検の重要性があらためて指摘されました。

我々カワゾエは、防火だけでなく危害防止に関してもしっかりと点検を行っています。