防火設備の信頼性には、使う側の人間が設備を機能が発揮できる状態に維持管理しているかどうか、また、人間が設備の提供する情報を正しく認識するかどうかなど、人間の要素が大きく影響します。
例えば、自動火災報知器が火災の早期発見に失敗した原因として最も多いのは、「ベルの停止」です。
どうしてベルの停止が起こってしまったのか、下記の要因が挙げられます。
- 非火災報(感知器が火災以外の原因によって作動し、警報を発する現象)があった
- 復旧を忘れていた
- いたずら防止
- パニック防止
人間によるミス、エラーが大きく影響していることがわかります。
自動火災報知機は、規定の温度上昇または煙濃度変化で作動するように作られているので、火災現象でなくても基準のような外界変化があれば作動します。
そしてこの非火災報の発生があまりにも多ければ、人間が警報ベルを停止してしまうのです。
過去には、防火設備の性能不良による火災事例が多数あります。
カワゾエでは、設備メンテナンスだけでなく、管理者の方々への取り扱い説明も行っております。
誤作動に対しての対応も行っておりますのでご相談ください。
