防火対象物とは、どんな建物のことを指しているかご存知ですか?

簡単に言うと、不特定多数の人に利用される建造物等のことです。

劇場や百貨店、病院、学校など人が集まる建物です。

 

消防法では、建築物など火災予防行政の主たる対 象となるものを「防火対象物」と定義し、

そのうち、消防法施行令別表第一に掲げる防火対象物については、

その用途や規模等に応じて、火災予防のため の人的体制の整備や消防用設備等の設置、防炎物品の使用などを義務付けています。

消防白書によると、平成 27 年3月 31 日現在、全国の防火対象物数は、402 万 7989 件です。

また、21 大都市(東京都特別区及び政令指定都 市)の防火対象物数は、111 万 124 件と全国の防火対象物の 27.6%を占めています。

特に都市部に集中し ているものは地下街(全国の 85.9%)、準地下街 *2(同 85.7%)、性風俗特殊営業店舗等(同 56.3%)などです。