防災管理点検って何?

平成19年6月の消防法改正により、大規模建築物等については、防災管理業務の実施が義務付けられ、その実施状況を毎年1回定期的に防災管理点検資格者に点検させ、その結果を消防機関に報告する防災管理点検報告制度が創設されました。

点検が必要な防災管理対象物とは?

どういう点検をするの?

主な点検項目として、

  • 防災管理者を選任しているか。
  • オフィス家具等の転倒、落下、移動防止措置がとられているか。
  • 訓練マニュアルに基づき、避難訓練が1年に1回以上実施されているか。
  • 非常食等が常備されているか。
  • 避難階段に避難の障害となるものが置かれていないか、等の

“地震”や“毒性物質事故”などの災害に対し、避難訓練や自衛消防組織の設置・運営を行い、その内容について確認をします。

どういう流れで点検するの?
  1. 点検の依頼と書類の事前準備
  2. 点検の実施と報告書の作成
    資格者が点検を実施し、その内容を報告書にまとめます。
    点検基準に適合していない場合は、防災管理者にアドバイス致します。
  3. 報告書の提出
    防災管理対象物のオーナーさまは、資格者が作成した報告書を消防署長等に提出します。
  4. 検査証の表示
    結果が良好であった場合は、「防災基準点検済証」「防火・防災基準点検済証」を1年間建物に表示できます。表示は見やすいところに付されることにより、利用者に安心感を与えることができます。3年連続良好だと判断された場合は、3年間の定期点検報告が免除され、「防火優良認定証」「防火・防災優良認定証」を表示できます。